「確定拠出年金(401K)」誕生の理由

社会保険労務士の中山と申します。 

今日は、最近非常に問い合わせが多くなってきている確定拠出年金について、その登場の理由について紹介しようと思います。 

確定拠出年金制度はアメリカの制度が見本
もともと、確定拠出年金は、米国の制度を手本に日本に取り入れられてたものです。
そもそも、基の手本とされた米国の401kプランとはどのような年金制度でしょうか?
アメリカの年金制度

米国の年金制度も日本と同じく、国や地方自治体が運営する公的年金と私的年金で構成されています。
私的年金は、企業が運営する企業年金や個人が自分の意志で加入する個人年金があります。
 
一般に米国民の公的年金といわれている社会保障制度は連邦政府が運営し、その財源は社会保障税で賄われています。
しかし、日本を含めた先進国各国同様、急速な高齢化により積立金が将来減少し、年金財政が危ぶまれています。

給付水準も低く、現在の支給金額は月額で約780ドルほど、1ドル110円として日本円に換算すると、85,800円という金額です。

もともと医療保険すら皆保険が実現していない(まさに、オバマ大統領政権の目玉政策です)アメリカにおいては、公的年金だけでは生活できないという意識が浸透しており、公的年金の不足分を補うために私的年金、中でも企業年金に頼る割合が大きくなっています。

このような背景により、日本の制度より多様な私的年金制度が整備されています。
(日本では厚生年金基金や適格退職年金、中小企業退職金共済制度等がありますが、あくまでも公的年金の補てん的性格のものとなっています。)

しかし、日本でも急速な少子高齢化により、年金財政が脅かされています。
そこで、アメリカを手本とした税制優遇の「確定拠出年金(日本版401K)が導入されたのです。

ご周知の通り、日本の企業年金制度も疲弊が激しく、特に厚生年金基金は解散が相次ぎ問題となっています。
中小企業に導入されていた適格退職年金も、導入当初5〜6%を目安としていたものの、結果として超低金利時代に突入し、制度そのものが維持できなくなり、平成24年3月までに制度を導入している企業は廃止若しくは他制度に移管しなければならなくなりました。

企業が将来の退職金を約束できなくなった

つまり、企業が従業員の老後までも保障することが約束できなくなってしまったのです。
現在も、いくつかの大企業が企業年金減額で労使間で問題となっています。

企業で導入される確定拠出年金は、「自己責任の企業年金」です。
企業は毎月掛金を拠出するのみで、将来の給付額を約束する義務がありません。

従業員自らが運用商品を選び、運用の指図を行い、結果が自分の退職金と直結することになります。
当然、従業員自身に「投資の知識」が求められることとなります。

大半の加入者が「元本保証型商品」を選択しているという実態

これまで日本人は「自分で資産を運用する」という文化が欧米と比べると少なかった(考える必要性が少なかった)ため、投資に不慣れであるという現状があり、多くの資産が元本保証型の超低金利商品で積み立てている、という実態があります。

当然1%にも満たない固定金利商品で資産を形成していれば、これまでの日本の退職金制度として受け取ってきた金額とはかけ離れたものとなります。

企業としても従業員の投資教育にコストをかけるわけにもいかず、投資教育は行き届いていないのが現状です。

この「投資教育」という問題に取り組まない限り、「貯蓄から投資へ」という流れも生まれず、また確定拠出年金のよさも活かされない、ということになっていきます。

今後も確実に加入者が増えると予想されます。
高齢社会を担う制度である以上、企業側にも責任が問われてきています。

≪確定拠出年金セミナー情報≫

開催日時
 2009年10月30日(金) 19:00 〜 21:00
受付開始:18:45 セミナー開始:19:00

(詳細・申し込みはこちらから)
[[
http://www.phillipadvisory.jp/customers/ifaseminar.php?code=0000039]]
 
開催場所
 住友不動産九段ビル
東京都千代田区九段北1-8-10 住友不動産九段ビル 7F (地図)
 
主催
 フィリップアドバイザリー登録IFA 中山伸雄
 
受講料
 無料
 
定員
 15名
 
申込締切日
 2009年10月29日(木)
 
リタイア後の経済の基本はやはり公的年金。しかしいくら受け取れるのか、検討がつかない方が多いと思います。
そこで注目を浴びているのが確定拠出年金制度です。メリット・デメリットから加入の仕方まで、判りやすく説明します。
当日は運営管理機関であるSBIベネフィットシステムズの担当者が、加入手続きのご説明も行います。ご希望の方は当日おっしゃってください。

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・退職し、資産の移換を検討している方
・コツコツ着実に資産を増やしたい方
・公的年金の基礎を学びたい方  

プログラム
19:00 〜 19:45
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           ・公的年金制度の仕組み
           ・公的年金制度の将来予測
           ・確定拠出年金のメリット・デメリット
 
19:45 〜 20:15
            ・確定拠出年金を始めるには?
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20:15 〜 21:00
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