過払いバブル

司法書士の堀江です。

最近、テレビのCMや電車広告で弁護士や司法書士による「債務整理」の勧誘(?)が目立ちます。

10年以上前、私が多重債務問題に取り組んでいた時には「債務整理」の仕事は、労力の割に金にならない非常に大変な仕事でした。

しかし、法改正や重要な判例が出てからは状況が一変し、いわゆる「グレーゾーン金利」を無効という前提で債務整理が可能となりました。

その結果、法定金利への引き直し計算をして過払いになっていると比較的容易に消費者金融から「過払金」の返還を受けることができるようになったのです。

通常の「債務整理」と違って「過払い」の場合には本人にとってはアブク銭のようなものですから、報酬ももらいやすいですし高額になりがちです。

そこで「過払いバブル」が起こりました。

今まで割の合わない「債務整理」に見向きもしなかった方々が一斉に「過払金返還請求」をメインとした「債務整理」に参入してきました。

「債務整理」を扱う専門家が増えたこと自体は良いことですが、一方では「債務整理」の本質を理解していない質の低い方もたくさんいますので、一般消費者の皆さんにはきちんと情報収集をして質の高いサービスを提供する専門家へ依頼して欲しいものです。

もちろん、私は大丈夫ですよ(笑)

「過払金返還請求」の性質上、このビジネス自体があと数年後にはなくなってしまいます。

「過払いバブル」に踊らされている多くの専門家はどこへ行ってしまうのでしょうか?

司法書士 堀江和浩